皆さん、こんにちは
新宿北田心理相談室の臨床心理士
北田義夫です。
「心のムシとどうやって付き合っていくのか」
についてお話しします。
その前に、自分の心の中に居座っているムシ
の存在に気付かれましたか?
このセミナーの参加者の方に聴いてみますと、
自分に自信が持てない心のムシがいると
答える人が多いのが現状です。
皆さんは、如何ですか?
さて、ここからは心のムシと無理なくお付き合い
して頂く方法についてお話します。
最初の第一歩は、光のワーク・
ゆっくりのリズム形成・ゆるむの3大ワークを
実行しながら落ち着きのある自分をつくって
もらいます。
それによって冷静に自分を観察することが
出来るようになります。
(過去のブログを参考にしてください)
次に、ムシと共存を目指すために、その存在
を観察する作業を始めます。
具体的には、心のムシが意識された時の行動
に関してその前後の自分の行動・意識を記録
に付けて残すことを続けます。
記録に残すことで、何度も見直すことが可能と
なり、自分の行動をコントロールしている
心の動きにフォーカスすることが徐々に可能
となります。
観察できるようになると、言葉化することで
気付きが深まります。
決まった反応や行動のパターンを司っている
動きの正体が、心のムシと言えます。
ここで、ムシとの共存を目指すことに
違和感を感じる方もおられると思います。
こだわりや心の癖、いつもやってしまう
反応はその人そのものに他なりません。
悪いものとして扱うのではなく、大切に扱う
ことが大切です。
今まで生きてきたまさに”生きざま”と
いえる、「心のムシ」を否定してしまうと
無意識的に心のムシへの探究はストップして
しまいます。
だからこそ、共存を目指すのです。
自分の人生を否定されたような感覚が
生じることはマイナスこそあれ、
プラス評価できるわけがありません。
自分の心のムシの存在を意識化&言葉化する
ことでより生きやすさを獲得するプロセスが
ムシとの共存することにつながって
いきます。
3大ワークと記録を通じてこういったことが
自然に提供されます。
明日は、
疲れたことに気付かないムシ・・・
笑わなければならないというムシ・
頑張り屋というムシ
の3つのタイプの心のムシに対する対処の後篇として
お伝えします。
では、
明日もきっと幸せな一日