<変化は起こすのではなく、もたらされる>
うつ・ひきこもりの専門家、
臨床心理士の北田義夫です。
今日は、
「ステージⅢを乗り越えるための“Aさんの戒め”」について
お話します。
「ファミリーサポートプログラム」は3つのステージからなる
今日はその3番目を乗り越えるために参考にして頂きたい
脱出に成功されたAさんの自分を戒めるために
書き綴られたノートから紹介します。
ひきこもり脱出に成功したお母さんの言葉
☆調子に乗って、余計なことを言わない
☆見守るだけ、口はいらない
☆焦らない、構えない、先々を案じない
慌てない
☆子供と先生を信じろ!
☆最後はお任せあるのみ
☆やらなければならないことに集中するのみ
これらは、変化の兆候が見えだすと
多くのご家族がはまってしまう“落とし穴”を示しています。
あれだけ、見守ることに徹していたご家族が
余計な指示的な事を口走り出すのです。
すると、変化の兆候は停止します。
酷い時は、また元の状態に戻ってしまいます。
実はこのお母さんもそれを経験し、
一から関係をつくり直すという大変な労力と時間を
かけてきたからこそ、脱出した時こんな言葉が出てきたのです。
この言葉は、金言です。
<コツコツ積み上げる>
このつまづきによってAさんは、
今まで重ねてきた【コツコツと積み上げる大切さ】に
改めて気付かれていかれました。
その事を頭で理解するのではなく、
実感頂くために、本プログラムでは
毎日のメールでの指導がセットされています。
其々の事例の進展に従い個別の指導が実施されます。
しかも、毎日です。
昨日は約90日・3か月間のプログラム受講後は
家族にどんな変化がもたらされるのか
お話しましたが、
実はそのような結果が出るのには、
こうした地道なご家族・当事者と北田の間に
記憶ではなく記録に残す好循環システムがしっかりと
位置付けられているからです。
今日はここまでにします。
ここまでお付き合い頂きまして、
有難うございました。
明日は、
【北田がひきこもり支援のプロになったエピソード】
についてお話します。
なお今日のお話は、後ろに挙げた動画が
補足の説明になっています。
参考にご覧頂けると幸いです。
また、本ブログで説明している
心の課題を抱えた人(当事者・御家族)が
立ち上がっていく為の必要な考え方や行動を学ぶ
実践家族会初級講座の案内も掲載しています。
ここでは、多くのご家族が求められる家族の対応について
詳しく語っています。
他のところでは聞くことが出来ない本物のアプローチが
学べます。
良かったらどうぞ内容の項目だけでも
目を通して下さい。
また明日、お会いしましょう