こんにちは
東京新橋・大阪上本町で
北田心理相談室を主宰しています。
うつ病・ひきこもり専門の臨床心理士
の北田義夫です。
今日は、「うつ病の原因は
はっきりしていない!」と題して
うつ病の原因について語ります。
「セロトニン」や「ノルアドレン」という言葉を
聞かれたことはあると思います。
これらは、脳の中で感情をコントロールしている
物質にあたります。
このバランスが崩れた時に、うつ病になると
言われていますが、実際は詳しいことは
明確でなくわかっていません。
すなわち、うつ病の原因は
はっきりとしていないのです!
この神経伝達物質のバランスが
崩れるときは、本来60年で使う電池を使い切って
充電が必要になる状態と説明することが出来ます。
今後新たな研究により明確にされると思いますが
発症するメカニズムもまだ定かではありません。
これを明確に説明する妨げになっているのは、
元々の性格や考え方、或いは置かれている
環境により同じ環境条件下でも
発症する人としない人に
分かれる事実です。
人間関係などの精神的なストレスが
大きく関与していると明言する人もいますが
実際は、これのみが原因だとは考えにくいのです。
摂取する栄養素により、うつ病が発症する
こともあります。
北田は、糖質を制限することでうつ病が
改善されるケースを山ほど見てきています。
ある栄養素を過剰に摂ってしまうこと、
ある栄養素が反対に不足することで
うつ病が発生することもしばしば
あります。
私の実感では、うつ病の原因は
一つの原因ではなく
複合的に絡み合って
構成されていると
思われます。
天候、そして温度や気圧の変化という要因によっても
うつ病が誘発されることもありますので、
一言で片付けれるほど
単純なものではない
のです。
ここでは、うつ病は1つの原因のみで発症すること
はないとだけ明言しておきます。
だからこそ、うつ病という診断を受けていても
私は丁寧に自分で問診をしていきます。
自分の耳や目で確かめながら、「パズル」なるものを
納得感を持って組み立てていくのです。
今日は、「うつ病の原因は
はっきりしていない!」と題して
綴りました。
それだけに原因を広く求めることで、
アンテナを立てていくことが
求められます。
だから、早期の治療と問診の質の向上こそが
うつ病に対する治療の質を上げることになります。
治療期間の短縮化が可能となるのです。
ここまでお付き合い頂き感謝です。
また、お会いしましょう!
明日はきっと幸せな一日