こんにちは
東京新宿・大阪上本町で
北田心理相談室を主宰しています。
うつ病・ひきこもり専門の臨床心理士
の北田義夫です。
今日は、「うつ病治療のカウンセリング
:認知行動療法と復職プログラム①」と
題して北田心理相談室で実際に行っている
認知行動療法を応用した復職支援の実際を
お話します。
私は東京新宿と大阪上本町で
開業しながら、200人から1000人を
超える従業員数を持つ法人さんを対象に
職場の心の相談室の臨床心理士として
メンタルヘルスの相談業務と組織の
マネジメントを契約という形で担当しています。
そこで、数多くの復職支援を現場の実情に
合わせて行ってきました。
ときには、安全衛生委員会にて組織に必要な
安全配慮義務に関わるコンプライアンスについて
講演することもあります。
復職の内規づくりからはじめて就業規則に付記する
ところまでもお手伝いをさせて頂いています。
今日はその中でも、①初回面接での対応について
実践での内容を語ります。
以下が北田心理相談室での
初回面接での要となるポイントです。
❶「よくぞ来られました」というねぎらいの言葉
・・・何気ない言葉に魂が思いが表現されます
❷「繰り返される反復の歴史」に関してのチェック
来談の契機となった症状の事実について、
反復性を読み取る・・・ここをしっかりと把握が出来ない
ようでは復職支援は上滑りします
❸うつ病治療の3本柱に対して
心理教育を丁寧に実施する
・・・休養・薬物・カウンセリング・環境調整
❹症状回復の道のり・メカニズムを説明する
:らせん状の回復や回復機序(プロセス)
❺光のワーク・ゆっくりのリズム形成の
重要性を実感させる
❻従来の考え方+新しい物の見方
<変えるのではなく付加する>という
人生に対する新しい枠組みを獲得できる
というメリットを教育していく。
・・・再発防止につながっていく
これらが初回面接時の押さえるべき項目ですが、
実際はその人の現状にスライドさせながら、
場合によっては2回、3回に分割して
対応することもあります。
東京新宿・大阪上本町の北田相談室では
単に症状を聴くだけで終わるカウンセリングや、
行動させることに比重が置かれたアプローチとは
一線を画しています。
上記の内容で、無意識的な葛藤に対する処理も
含めて心理教育を繰り返し実施していくことで
復職支援プログラムの精度が高まっていくのです。
一番大切なのは、ゴールに到達することで何が見えるのか
何が獲得できるのかということを明確にすることです。
、
「単に復職が出来る」ことだけに焦点を当てていると
特に慢性のうつ病の方には、ハードルが高くなり
手応えが得られにくくなります
「変えろ」と言われても、「変えられない」から
ここに来ているんだ!・・・という本末転倒な会話に
なってしまう。・・・・これって意外とホント多い
のですよ。
この本音は、多数のドクターやカウンセラーを
ショッピングして最終に北田のところに
たどり着いた人が開口一番に
漏らす言葉です。
今日は、「うつ病治療のカウンセリング
:認知行動療法と復職プログラム①」と
題して北田心理相談室で実際に行っている
認知行動療法を応用した復職支援の実際を
の初回面接編を綴りました。
やや専門的になったことは否めません。
分かりにくいところやもう少しお知りに
なりたいことがあれば、遠慮なく本ブログの
「お問い合わせ」から質問して下さい。
先日も電話で、本ブログの読者で名古屋在住の方の
質問を受けていました。
一人で悩まないで、誰かに相談することで
気分が一時的にであれ晴れるかもしれませんよ。
私で良かったら、どうぞお力にならせて下さい。
もちろん北田心理相談室への
お申し込みも大歓迎です。
これも「お問い合わせ」からお願いします。
ここまでお付き合い頂き、感謝です。
ありがとうございました。
また、お会いしましょう
明日もきっと幸せな一日