心の「休養」のポイントは、「程よさ」と「行動を中断できる勇気」に在る

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心の「休養」のポイントは、「程よさ」と「行動を中断できる勇気」に在るa1380_000400

皆さん、愛してま~す!

北田心理相談室臨床心理士の北田義夫です。
(ちょっと変ですかね、この言い方は?)

プロフィールでも書きましたが、
「行列の出来る臨床心理士」です。

初めてカウンセリングを受けた人の97%が
「探し求めていた運命に人に出会った」と
言って感激し、リピートされます。
実際はほぼ100%というのが、
本当のところなんです。

たまにですが、
一発で治る人も昔からおられます。
感謝のお電話やお手紙で知り、
大変勇気づけられます。

YouTubeに出ている北田の講演の様子が、
酔っているみたいで、
口の悪い悪友たちは「お前怪しいわー!」と
なじるので、
97%に下げています。
(YouTubeでは”北田義夫”で検索できます)

今日は、
うつ病だけに限らず
全ての病への対応の基本の
意外に難しい「休養の仕方」について
述べますね。

簡単そうに見えて、実は難しいのです。

「休まないといけない!」なんて義務に
なっちゃうと「休めなくなる」んです。

逆に神経が冴えてしまい、消耗してしまう。
これに陥ると、本末転倒になりますね。

ここではどんなことが必要なのかは、
ズバリ「ゆるーい感じ」が求められるのです。

身体の力をゆるめて、
余計な力を抜いて、
その時の程よさを味わうことができた時に、
初めて「休養した」実感が生まれます。

世間的には、
「散歩がいいよ」なんて言葉を耳にしますが、
歩き過ぎるまでやってしまうと
かえって疲れてしまう。

疲れたら「寝る」ことも同様で、
ある限度を超えたら退屈で,
かえってストレスが溜まってしまう。

「休養」が「ストレス」になる現象は、
しばしば見受けられます.

うつの人は真面目であると、
前回書きました。

散歩を始め出すと1時間も2時間も歩いて、
疲れてしまうパターンに陥ってしまう。

「休養」のポイントは程よさが大事です。
程よさを大切にするには、
ここが大きな分岐点です。

何よりも「中断を認める勇気」を
持つことが求められます。

私は、カウンセリングの場面では
「永久に散歩ができなくなるなんて
ありえますか?」、
「ありえないですよねー」と語りかけます。

そんな話をしながら
たとえ12分間でも、
程よい感じを味わえたことを評価し、
自分自身に+のフィードバックする作業を
共同治療戦略として位置付けます。

そうすることで、
あれだけ難しかった「休養する」こと
に光が見えてきます。

無理なく短時間でも休むことが、
可能となりますね。

出来たことをそのまま受け入れて、
評価すればいいんです。

「これで良し!」
「やったー!」
・・・それだけなんです。

うつ病の治療面接の基本は、
出来ることを積み重ねるだけなんです。
その時々の眼の前にあることの中で
出来ることにだけ焦点を当てていく。

この単純なアプローチを契機として、
私の前から延べ5万人の患者さんが
元気になられたのです。

。「休養」のポイントは「程よさ」です
英語で言うと、
good enough にちょうどあたります。

いい塩梅(アンバイ)という
日本の言葉も、ぴったりときそうです。

女優のローラが言う、
「いい感じ!!}を大切にしながら、
「中断もOKよ」という姿勢があれば
まさに怖いものなしです。

途中から、
勝手にカウンセリングが
加速していきます。

これがカウンセリングの醍醐味です。

決して気張らない!
むしろ緩~い感じを大切にする。
中断OK・・・それだけなんです。

今日は、「休養」について綴りました。
オーバートークになってしまい
失礼しました。

でもこれが真実です。

誰も語らないんです。
変な話ですが、
お医者さんも語らないんです。

でも僕は患者さんのお役に立てるのなら
語り続けますね。

「休むこと」自体に教育が
必要なんです。

北田のカウンセリングでは、
しっかりとそのことがプログラム化されており、
患者さんが無理なく身に付けられるように
なっています。

結果は歴然として、現れてきます。

今日はここで、終了しますね。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

感謝です。

明日もきっと幸せな一日
次回は、うつ病の2つ目の治療のポイントである
薬物療法について熱く語ります。
お楽しみに。

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