環境調整は、ダイエットに通じる:うつ病治療の最後の柱とは


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皆さん、愛してま~す!

北田心理相談室臨床心理士の北田義夫です。

昨日は、カウンセリングのお話でした。
自分の専門のお話ですので、
ついつい力んでしまいました。
ごめんなさいね。

今日は、うつ病治療の3つ目の柱である
「環境調整」について語ります。

今まで、「」・「」・
「カウンセリング」とうつ病治療の基本に
ついて述べてきました。

「環境調整」とは、
主として職場復帰の際に登場する言葉です。

職場のメンタルヘルスに関しての
現在の動向は原則同じ職場に戻すことです。
しかし、職場での不適応を抱えた人にとって
元の職場に戻ることは覚悟がいることです。

復帰前から相当な圧力が
かかっていることが、予想されます。
それだけに、
心療内科医の中には
元に戻すことはリスクが高いので
職場の配置転換を提案される先生が
おられます。

「前の状態にまた戻るよ」と
断言される先生もおられるほどです。

そうはいうものの、
公務員さんや学校の先生など、
1年単位で人事の配置が決まる職業もあり
環境調整と一口で言っても
かなり難しいものがあります。

「職場復帰可能」と言っても、
最近の傾向では6、7割の回復
診断書が出てくることも多く
職場での仕事ぶりに課題が残ることは、
珍しいことではありません。

職務軽減ということで、
業務量を調整するという配慮が、
実は本人のプライドを
ひどく傷つけている事態に
発展していることに気付かないまま
時間が経過し取り返しのつかない事件に
発展することも少なくありません。

復帰者の休んでいたことへの罪責感や
仕事への不安感などに加えて、
管理職の立場にある人なら
さらに荷重がのしかかっていくのです。

こうした復帰者の心理に精通した
マネジメントが出来ないと
復帰者は潰れてしまいます。

そういう意味で、
・人事担当者・産業保健スタッフには
かゆいところまで手が届くだけの
豊かな経験としっかりとした訓練が
求められます。

北田は過去に3年ほど、
三重県保健従事者研修会の講師として
県内各地で、認知行動療法の講師として
具体的な対応についてワークショップ方式で
講演をしてきました。

最近では、
リバウンドを起こさないダイエットと
通じる部分があるとセミナーで
述べています。

それは、ダイエットを続けるために
最小限度の目標達成にフォーカスした
行動目標を立てることです。

大目標が1年間で10kg減量だとするならば、
1ヶ月で833,3gの中目標、
1週間で208,3gが小目標と
いうようにしていく。

すなわち目標の行動サイズを小さくして、
これなら、出来そうや!と感情が動くような
仕掛けと仕組みを作り上げていく。
感情が動くと行動が継続できるからです。
これが北田の魔法の問診術DVDで強調している
」の考え方です。

これを復帰者へのマネジメントに
応用していくのです。

簡単に言うと、
今この時点で出来ることにフォーカスした
取り組みを明確にして
積み上げるだけなんです。
最終的に大中小のサイズに
目標を落とし込んでいくのです。

また、大人でもご褒美は、
大きな力を持ちます。
これが達成されたら、○○しようとか
**買うぞなど
区切りで必ず一息つける工夫を入れていく。

ダイエットは別として、
復帰者には当面アルコールはご法度ですので
ご注意くださいね。

たった一回の気持ちの緩みで、
睡眠障害が賦活することもあります。

それと、
特にうつ病からの復帰者は生真面目なため
罪責感を強く感じてます。

このため、行動目標が達成出来ないと
激しく自分を責めますので、
取り組み全体の枠組みを
「緩~く」する提案をしています。

最初から、100%を求めるのではなく、
60%の達成率で良しと
打ち出します。

「貴方と私は運命共同体である」という
意識付けをするために、
「責任は半分づつありますから」と言うと、
当初は面食らっていた人も
ハードルが下がった気分になるのでしょうか
職場復帰に主体的に取り組んでいかれます。

まだまだ続きそうなので、
ここで一区切りつけたいと思います。

家庭内での環境調整は
別の機会に述べますので
楽しみにしてくださいね。

最後までお付き合い頂き感謝です。
ありがとうございました。

明日もきっと幸せな一日。

 

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