うつ・ひきこもりの家族支援:脱出の鍵

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うつ・ひきこもりの家族支援:脱出の鍵こんにちは

東京新宿・大阪上本町で
北田心理相談室を主宰しています。
うつ病・ひきこもり専門の臨床心理士
の北田義夫です。

前回は「レジリエンスを生かしたうつ・ひきこもりの家族支援とは」
と題してお話しました。

元々個人や家族が持つ自然な回復力である
(レジリエンス)生かすためには
「何かをなす・する」という
DO論では限界があることを述べてきました。

今日は、「うつ・ひきこもりの家族支援:脱出の鍵
というテーマでお話します。

三重や大阪、現在進行中の多くの悩めるご家族に
お話している内容です。

家族にこうした問題を長らく抱えていると
問題が長期化することで当事者や家族は、
箱の中に閉じ込められた状態と
なります

これを北田は、『IN BOX理論』と呼んでいます。

この箱の壁は頑丈で、不透明で外であり
何が起こっているのか見えない壁で囲まれて
います。

この箱は、問題が長引くにつれて
心理的には縮んでいくのです。

この現象によって生じる閉じ込められ感から、
課題を持った当事者やご家族は時間の
経過とともに閉塞感を感じ思考障害と
いうまともにモノが考えられない
状態に陥るのです。

小中学生の頃、僕は友人を掃除用具箱に
閉じ込めるという悪ふざけをやってました。

私自身も友人から無理やり押し込められ、
掃除用具箱を倒されて出られない状態に
された経験があります。

いつかは出れると思っているから
耐えれるのですが、・・・

「いつ出してもらえるのか分からない」という
状態になると怖さや無力感に苛まれることは
容易に想像できます。

こういう状態こそが、
まさに家族支援が必要な方なのです。

時間の経過ともにますます強度を増す閉塞感から
将来の展望がますます見えなくなる。

そんな悩める課題を持った御家族に
先日は新宿溝口クリニックのセミナールームで
約90分のセミナーを行いました。

その後も約1時間ですが、今回は何故か
個別というよりも各自がお悩みを吐露されていく
というスタイルが自然に出来て人の話を聞いて
学んでいかれる集団セッションの形式に
まで発展していきました。

その間誰ひとりとして立たれることがなく、
申し訳ないので思わず「帰っていんですよ」と
申し上げました。

御縁のある方が自然に集まった感じで、
終了後も僕は余韻に浸ってました。

このセミナーでお話した項目は以下の通りです。

テーマは「課題を抱えたご家族に」
~揺るぎない方針と明確なアプローチ+α~

1 慢性的な課題を抱えた家族の特徴

2 当事者をめぐる家族は

3 何故そういう状態になるのか?

4 そういう家族が陥りやすい穴

5 BE論への転換

6 北田相談室の実践

7 EPM法とは ①~③

8 

9 究極のカウンセリング

ざっとこういうメニューで
お話ししました。

最後の項目の「カウンセリングとは
交互の語りである」という点には大変驚かれた
ようです。

「話すは・・・離す」、「聴くは効く」の
部分では感極まって涙を流す人もおられました。

聴くだけのカウンセリングの限界を
日頃痛感されておられる参加者の方には
共感して頂けたと思います。

北田心理相談室で実践している家族支援は、
現在第二世代に入っています。

家族のキーパーソンの落ち着きから
当事者の変化をもたらすEPMという手法を
ここ13年間全国の求めてこられる皆様に
説いてまいりました。

現在は、EPM法に新世代の手法を取り入れた
α法(今は仮称です)で実践を重ねて
います。

このα法の生まれてきた背景は
EPM法の最後の方の実践で「成功した家族は
人間的に成長されている」と強く実感した
ケースが増えてきたことにあります。

α法はEPMという精神分析の
パラレルプロセスの原理を応用した
アプローチにある新しい方法を「付加」した
だけのものです。

言い換えますと、α法とは
「親や家族の潜在意識を高めることで
レジリエンス(自己回復力)を回復させる
という元々持っているものを使って
うつやひきこもりだけでなく
様々な課題を持った家族に
支援する方法」です。

何回かブログで告知してきましたが、
この6月スタートで「うつやひきこもりから
脱出を目指す実践家族会」を始めます。

この会で目指すものは、
目の前の課題解決にとどまらず
レジリエンスを高めるための人間的な成長を
ゴールにおいています。

それに向けてすでに
何回かセミナーと説明会を
行っています。

次回は
3月は8日(日)の17時40分~19時20分

会場:新宿周辺会議室
(お申し込み完了時に連絡致します)
テーマ:
「うつ病・ひきこもり脱出のための
実践家族会・説明会&講演会」

配偶者や親の使う言葉を変えただけで
うつやひきこもりから脱出する方法とは・・

参加料:7,000円
(3月7日までの申し込み完了者は6,000円)

これは、”誰も教えてくれない!”
家族の当事者への関わりを学ぶ実践会に
向けての説明会です。

希望者は、本ブログの「お問い合わせ」や
お電話(080-5134-9149)にて
承っています。

正式な申し込みは入金完了を持ってしますので
以下の口座に振り込まれた方はご連絡を
お願いします。

振込先:南都銀行 桔梗が丘出張所(店番765)
普通2020573 キタダヨシオ

お問い合わせ:hoyuruzoyurukiyuru@gmail.comまで

申込締切日:3月8日(日)12時まで

今日のブログは、如何でしたか。

分からないことや疑問点などは、
本ブログの「お問い合わせ」から
お申し付けください。

もう少し、具体的なお話を聞きたい人は
北田心理相談室のお試しカウンセリングや
新宿溝口クリニックのメンタルヘルスセミナーや
家族セミナーにご参加下さい。

北田が分かり易く色々なテーマを
解説しています。

参加して頂くと脱出に向けてのヒントが
どなたでも手に入ると思います。

最後まで、お付き合い頂き感謝です。

お楽しみに

またお会いしましょう!

明日はきっと幸せな一日

カテゴリー: ひきこもり 脱出, うつ病, ひきこもり, ひきこもり 支援, うつ 脱出, うつ病 支援 タグ: , , , , , , , , , , , , , , , パーマリンク

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