うつ・ひきこもりの専門家、
臨床心理士の北田義夫です。
今日は、
「ファミリーサポートプログラムの実際Ⅱ」について
お話します。
「ファミリーサポートプログラム」は3つのステージからなる」
今日はその2番目
【ファミリーサポート・プログラムⅡ】
概要は、以下の通りです。
セカンドステージ(全3回)
お母様の落ち着きは、やがて家族全体に広がります
<パラレルプロセスにより>家族はつながり始めます。
例えば、北田が相談者を理解することを通じて
相談者は自分自身を理解していきます。
その為に必要な事は、
家族のキーパーソンにあたる母親に
「自分の事をしっかりと観察する」を訓練していきます。
毎日のメールがその事を知らず知らずに培っていきます
母親が自分の事をしっかりと観察でき、
文字化することが出来ると
さらに当事者の状態を家族全体が
冷静に見てとれるようになることに
つながっていきます。
ひいては、それが家族全体の安定(落ち着き)に
つながっていくのです。
全8回のプログラムの中で、このステージは
<家族の機能回復 のステージ>と位置付けています。
このステージでは記憶ではなく記録に残すシステムを
毎日のメール指導を通じて確立していきます。
家族の機能回復のステージのまとめ
母親の落ち着きは、コミュニケーションや行動の変化により
家族全体に伝わっていきます
(あえて伝えなくても勝手に伝わるから、
家族全体の心の機能が自然に回復されます)
このステージの流れは、簡単に言うと
母親の機能回復→家族の機能回復:連鎖反応 となります。
今日はここまでにします。
ここまでお付き合い頂きまして、
有難うございます。
明日は、【ひきこもりの改善:ファミリーサポートプログラムⅢ】
についてお話します。
なお今日のお話は、後ろに挙げた動画が
補足の説明になっています。
参考にご覧頂けると幸いです。
また、本ブログで説明している
心の課題を抱えた人(当事者・御家族)が
立ち上がっていく為の必要な考え方や行動を学ぶ
実践家族会初級講座の案内も掲載しています。
ここでは、多くのご家族が求められる家族の対応について
詳しく語っています。
他のところでは聞くことが出来ない本物のアプローチが
学べます。
良かったらどうぞ内容の項目だけでも
目を通して下さい。
また明日、お会いしましょう