身体表現性障害の深い悲しみとは

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身体表現性障害の深い悲しみとはこんにちは

東京新宿・大阪上本町で
北田心理相談室を主宰しています。
うつ病・ひきこもり専門の臨床心理士
の北田義夫です。

今日は身体表現性障害の中の、
『身体表現性障害の深い悲しみ』について
綴ります。

「身体表現性障害の怪!」と題して
前々回のブログでは身体症状の根拠となる
明確な原因が見当たらい点に焦点をあてながら
捉えどころのない病気として”怪”という言葉を
使いました。

身体表現性障害という診断には、
実際のところ複数の疾患(病気)
含まれます。

難しい言葉ですが、単独の疾患ではなく
複数の疾患が集まった「疾患群」(集合体)
考えて頂けると症状の多様性が説明できます

ここであらためて
申し上げたいことは、
身体に症状があらわれてるのに、
その身体症状を説明出来るだけの
原因が見当たらないことだけでなく
が出ているという
ことです。

例えば、”痛み”は
見えないだけに周囲の人には
理解しがたいものとして見えてしまう。

しかも、身体の症状を説明出来るだけの
原因がどの医者に行って検査しても
見当たらないとなると・・・

まるで、
症状を捏造しているかのように
思われているのではないかと辛く悲しい
気持ちに陥ってしまうのです。

*捏造していると思われる事実は
実際見当たりません

この疾患群の症状を患ったことから、
二次的に蟻地獄が生じて
いくのです。

「私のことを正しく理解して
もらっていないのではないか」という
疑心暗鬼は、もがけばもがくほど
周囲に対して向けられていきます。

このような過敏な反応は、
当事者にとっては特別なことでは
けっしてないのです。

このことをきっかけにして、
うつ状態ややうつ病を併存して
しまうことも往々にして
起こります。

この深い悲しみに対するアプローチを
欠いた治療は根本的な解決にはならないと
私は考えます。

しかし、
この誰からも理解し難い悲しみを
共有できる””に
出会うと症状の改善に
向かって歩みが
始まります。

北田心理相談室には、
痛みの他、胃腸症状やガンに罹っている!などの
訴えを携えて来室される『』と
診断された人がたくさんおられます。

薬物に関しては、
専門外ですが選択が難しい!
というのが実感です。

医師の治療に適切な心理アプローチが
付加されるとき、両者が輻輳的に機能
完全治癒に至らなくても患者さんの
QOL()が向上ることで
息苦しさから脱出される方は
実に多いです。

だからこそ、患者さんの深い悲しみにも
焦点を当てることの大切さを
今回は綴りました

今日のブログは、如何でしたか?

東京と大阪の北田心理相談室では、
北田の心理カウンセリングの醍醐味を
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お申し付けください。

またお会いしましょう!

明日はきっと幸せな一日

カテゴリー: うつ病, 身体表現性障害, 悲しみ, 疑心暗鬼 タグ: , , , , , , , , , , , , , , パーマリンク

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