うつ病への家族の対応:八つ当たりや暴言に対して

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こんにちは

東京新宿・大阪上本町で
北田心理相談室を主宰しています。
うつ病・ひきこもり専門の臨床心理士
の北田義夫です。

今日は、「うつ病への家族の対応:八つ当たりや暴言に対して
と題して、うつ病患者さんの
苛立ちを向けられた家族が翻弄される
ことへの対処の方法をお話します。

出来るだけ専門用語を
使わないで、分かり易く
説明したいと思います。

心配のあまりに家族が口にする言葉で
当事者が辛くなったり不安になったりする
ことはしばしばあります。

でも自分では口が裂けても、当事者は中々言えない
ものです。
「止めてって・・・」

言えるとどんなに楽になるのでしょうか。

それだけに、説教やアドバイスとくれば
「もう死にたくなる」という方もおられます。

まず最初に心して頂きたいことは、
「本人の気持ちにただ寄り添う」こと
だけなのです。

周囲の人が何かをすることではない点に
注目してくださいね。(BEINGです)

それでも、当人が抱く強い自己否定の気持ちから
くるどうしようもない”辛さ”のために
家族に対して暴言を吐くことは
しばしば起こります。

当事者家族にとっては、
病気のせいだと分かっていても
執拗に繰り返される言葉に「気が狂いそうです」
と訴えられる方も少なくありません。

悲しく、腹立ちが抑えきれなくなることも
よく起こります。

その一方で自虐的なことを言われると
返答の仕方に困惑して身体が打ち震えることも
しばしば起こります。

今までは、このような場面でまともに
ぶつかっていた方も今回紹介する
3ステップのやり方を
チャレレレンジして
みてください。

何か気持ちにゆとりが
生まれるかもしれませんよ。

”八つ当たり対処の3ステップ”とは

①「繰り返し」

相手の発言した内容を、”繰り返す”
最初は相手の言葉を使って
オウム返しで良いです。

慣れたら理解した内容を自分の言葉に
言い換えて、より親密に返して
いきましょう。

②「共感」を示す

これは特に態度と言葉を一致させる点に
注意することが大切です。

矛盾があれば、
それは心にもないことを
露呈することに他なりません。

それって「辛いよな」、「しんどよな」と
相手の気持ちになって受け取った辛さを返す

(北田の場合は:君はこんなに辛いのに、
自分は十分理解してあげなくて
本当に”ごめんなー”と反省の想いを付け加えます)

③「Iメッセージ」を使う

相手の心に響くのは”Iメッセージ”です。

相手の良いところを
Iメッセージを使って伝える。
(私は・・・・だ!:Iメッセージ)

それで私は助かっている・
支えられていると返すと
雰囲気が和むだけではなく、
相手の自信回復の足がかりになる
ことが体験できます。

成功の鍵は相手を「思いやる」ことです。

テクニックとして身に付けることではなく、
本当に相手の気持ちになって考える
姿勢が大切です。

今日は、「うつ病への家族の対応:八つ当たりや暴言に対して
と題してブログを綴りました。

如何でしたか?

ここまでお付き合い頂き
本当にありがとうございました。
次回はまた自殺予防に関して
家族ができることに関して
お話します。

また、お会いしましょう

明日もきっと幸せな一日

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引きこもり支援がライフワークになったエピソードとは

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こんにちは

東京新宿・大阪上本町で
北田心理相談室を主宰しています。
うつ病・ひきこもり専門の臨床心理士
の北田義夫です。

今日は、「引きこもり支援がライフワークになったエピソードとは
と題して、北田の講演会で出会った老夫婦との
エピソードを語ります。

北田心理相談室で実際にお会いする
引きこもりの御家族の想いが
この体験を契機に痛いほど分かるようになりました。

まさしく、強烈な体験に他なりません。

それは今から10年ほど前のことです。
北田は「不登校・引きこもりの支援の
実際について」と題したある講演会に講師と
して参加していました。

質問タイムの時間になって、
ある老夫婦が手を挙げられて
次のような質問をされました。

「私達はお見かけ通りの
80を超える老夫婦です。私達には50歳を超える
引きこもり状態の一人息子がいます。」

「北田先生は、ウチの息子を
救うことができますか?」・・・
ズバリ問われました。

その場が一瞬で凍りつき、
全員が私の答えをたたずを飲んで見ている。

そこには、地域の福祉関係者をはじめとして
内科医も参加している公的な場です。
課題を持ったご家族が期待を
込めて参加されている
そんな場でした。

その夫婦のお顔を見ていると、
「任せてください!」と
本当は言いたかった。

でも私は、それを断言できず
「私が勤めているところに来て頂ければ
貴方達のサポートはできるかもしれませんが、
50歳を超える方の引きこもり脱出を成功させる
自信はない」と赤面しながら応えるのが
やっとでした。

講演会終了後、私の退出を待っているかのように
会場の出口であの老夫婦に呼び止められました。

「私達は棺桶に片足を突っ込んだ
ようなものです。お金は全財産差し上げます。
息子を助けてください。死にきれません」・・・

なんとも言いようのない複雑な気持ちに
なった僕は自分の所属する医療機関の名刺を
渡し、「所長の許可がでれば、カウンセリングを
開始いたしましょう」と答えました。

その後、所長(院長)より「引きこもりは
診療所に来れないのだから医療の対象には
ならない」と一喝されました。

あれから11年、あの時の老夫婦と息子さんは
どうされているのか・・・私には分かりません。

でも、あの時から社会の中で息を潜めて生きる
引きこもりの方への支援は私の臨床心理士の
お仕事の中で強くて太い柱になりました。

スクールカウンセラーとして赴任した学校では
卒業後は放置されているかのごとくに見える
引きこもる若者たちへのアプローを
少しづつ始めました。

理解ある養護教諭と結成した放課後の親の会が
その学校の不登校生徒への理解に大きく
寄与した実践例もあります。

今私は、三重から大阪そして東京へと仕事の場が
広がっていますが、いつも胸にあるのは
あの老夫婦の言葉です。

あのような悔しいというか、
苦しまれている御家族の何の力にも
なれない経験は、二度としたくありません。

私は人の支援が、御家族の力になることが
仕事なんです。

今のフリーーな立場は、最高です。

しかし、大変厳しい立場です。
組織が自分を守ってくれることはありません。

ただ、東京に来て日本一の栄養療法の権威である
溝口徹院長の唯一の関係機関としての立場が
与えて頂けたことはこの上ない喜びです。

臨床心理士として最高の名誉です。

その新宿溝口クリニックの院長が、
私が今週の20日の土曜日に実施する
家族セミセミナーをブログで紹介して
頂いています。
http://orthomolecule.jugem.jp/?eid=1194

このセミナーでは、あのエピソード以来積み重ね
てきた引きこもり支援の実践を集大成した
知恵が満載です。

これはうつ病を抱えた御家族の当事者対応にも
十分使えるものです。

社会的な意義も考慮し、
参加料は一家族あたり千円と
破格の料金になっています。

宜しければ、「お問い合わせ」からでも
可能ですのでお申し込み下さい。

また、
年末の29日・30日は、東京新宿の
北田心理相談室に限定して初めて相談室を
訪れる「ひきこもりを抱えたご家族」に対して、
初回のお試しカウンセリングを通常より格安の
3,500円にて提供させて頂きます。

限定10名だけですので、この機会に貴方の
知らない世界をご体験下さい。

当事者の来室は特に求めません。

ひきこもり脱出に向けた家族対応の基礎に
ついて分かりやすく説明します。

ここまでお付き合い頂き、
有難うございました。

また、お会いしましょう。

明日もきっと幸せな一日

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うつ病を抱えた家族の心理

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こんにちは

東京新橋・大阪上本町で
北田心理相談室を主宰しています。
うつ病・ひきこもり専門の臨床心理士
の北田義夫です。

今日は、「うつ病を抱えた家族の心理」と
題して北田心理相談室で実際に経験している
うつ病を抱えたご家族に共通して起こる
心の動きについてお伝えします。

昨日は、「うつ病に対する家族の対応」に
ついてシェアして頂きたくお話しました。

如何でしたか。
当事者家族が如何に見守ることが
難しいのかのテーマでした。

それぞれのご家族にとって、
直面せざるを得ない
重要なテーマとなります。

今日のテーマも避けては通れません。

日々格闘されていると思います

そのために大切なことは自分の気持ちを
素直に表現することが出来る「場」を持つ
ことです。

当事者の気持ちを受け止めるのは
家族の責任だと思っても、
そんなことを続けることは至難の業です。

最初は出来たとしても、
時間の経過とともに冷静さを失い
心身のストレスになることは否定出来ません。

「理解したい」・「理解せねば」という気持ちが
強いがあまりに、うつの当事者の気分とリンクして
家族までもが深く落ち込んでしまうことも
よく起こります。

特に夫婦間の気分の「同調」は
しばしば起こるものです。

それだけに、先ほど述べました
「自分の気持ちを素直に表現できる場」を
持つことが重要です。

それでなくても、家族はお出かけを控えて
楽しむことや、笑うことさえにも気を使います。

そうなると気持ちが深く潜行し、
気持ちが「言葉化」できないことから
かえって「気持ちの同調」が生じ易くなります。

具体的には当事者のイライラや
落ち込みが家族にもパラレルに起こり、
次第に冷静さが失われていくのです。

想いを表現されずに、
抑圧(押し込められている)
されている人の心理には異常とも
思える心の動きが生じます。

この時によく見られる現象が
心配の余りに出ているコトバにも
関わらず、なぜか小言や批判に
なりやすいということです。

時には、「何もしなくて良いから」という
配慮から出た言葉によって当事者が深く傷付く
こともあるのです。

そのために家族は、
①自分達のできることには「限界がある」ことを知ること

②それぞれが気持ちを素直に表現できる場を持つこと

①、②により想いを表に表現することが出来ると、
当事者に対する抱え込み過ぎがなくなります。

家族が「離れながらつぶさに見る」という
冷静な対応が自然に出来るようになって
いくのです。

こうなると、当事者を冷静に判断することが
出来ることで「当人の対応可能なことは任せて
いこう」とするごく自然な心の動きが生まれます。

うつ病を抱えた家族の冷静で温かい
見守りを支えるのは、サポートしてくれる
支援者の存在があればこそです。

北田心理相談室は、心から
そのお手伝いをさせて頂きます。

誰もが理解出来る言葉で表現された
誰にとっても再現性の高い手法を使って
家族の在り方の姿を根本から考えていきます。

結果として「変える」のではなく、
「勝手に変わっていく」のです。

これが北田の手法が他の専門家と
大きく異なる点です。

北田は、
うつ病、引きこもり専門の臨床心理士”と
名乗っています

それぞれの課題脱出において、
家族のなかのキーパーソン(多くは母親・配偶者)
の安定を第一段階に据えています。

そのための、必要な要素を本ブログではEPM法として
何度も紹介しています。

家族やキーパーソンとなる人が
冷静に状況を見るために何をしていかなければ
ならないのか・・・

これを明確に言葉化しています。

また過去のブログを
読み返してくださいね。

きっと一度読んだものでも、
違った意味付けが、気付きが
生じるかもしれません。

今日お話したうつ病の家族対応は、
ひきこもりの家族対応にも通じています。

質問がある方は、
本ブログの「お問い合わせ」から遠慮なくどうぞ。

最後までお付き合い頂きまして、
感謝です。

次回はひきこもりの支援をするに至った契機となる
老夫婦とのエピソードを語ります。

また、お会いしましょう。

明日はきっと幸せな一日

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うつ病に対する家族の対応:見守るって?

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こんにちは

東京新宿・大阪上本町で
北田心理相談室を主宰しています。
うつ病・ひきこもり専門の臨床心理士
の北田義夫です。

今日は、「うつ病に対する家族の対応:見守るって?
と題して北田心理相談室で
実際に経験しているご家族の戸惑いを皆様にも
シェアして頂きたく具体的にお話します。

守秘義務の関係もあるので、
事例については詳しく述べることが
出来ないのが残念です。

しかし、肝となる部分は読者の皆様に
その制限の中でお伝えします。

私は東京新宿と大阪上本町で開業しながら
職場の心の相談室の臨床心理士として
メンタルヘルスの相談業務と組織の
マネジメントを契約という形でも担当しています。

どの場所においても
心の病を抱えたご家族の戸惑いは、
想像以上に大きいものがあります。

例えば、「励ますな」・「頑張れと言うな」と
言うけれど、ではどう言えば良いのか、
関係者は全く教えてくれない・・・・

見守るって具体的にどうするれば良いのか、
具体的に当事者に何をしてあげれば良いのか
などという質問が後を断ちません。

これは、明確に応えれる医療関係者が
極めて少ないことを物語っています。

たいていのご家族は、ご本人に対して良かれと
思ってしたことがプラスに作用しない結果に
戸惑われます。

明らかに通じなかったり、
誤解されたりする経験によって
落ち込まれることもしばしばです。

ご家族の心配の仕方によっては、
却って本人さんにご負担をかけて
しまうこともあります。

それだけに、無理して話しかけるよりも
近くにいて、さりげなく一緒にいることを
示すだけで安心される当事者もおられます。

大切なのは、「答えは一つではない点です!」

心配していることを示す言葉が、
反対に負担になってしまったりする
こともしばしばあります。

もちろん効果的に作用し、
その後の回復を加速させる
言葉掛けにつがることもしばしばなんです。

逆に「しつこく言われている」、「負担だ!」と
感じて”責められている感覚に襲われる
当事者だっているのです。

「暗い顔をしているのなら、
散歩でも行ったらどう!?」という
家族の声掛けから良い気分転換を促す
ことは見られますが・・・

この「でも」に当事者が深く反応されて、
「○○でも・・・」というレベルのことも
出来ないのかと思って激しく落ち込まれることも
あるのです。

こういった場合の多くは、
時期が早すぎて現時点での
回復度合いとトライする内容が
マッチング出来ていない場合が多いのです。

北田心理相談室では、
こうした御家族の日々の対応について
具体的な声かけやご家族の見守り方について
その当事者にカスタマイズした独自のアプローチを
カウンセリングを通じて学ぶことが出来ます。

北田はこういった家族全体が混乱し
戸惑われている状態の時には「病者の役割」と
いうお話を当事者及び御家族にさせて頂くことを
常にしています。

「病人なんだから、
ちゃんと薬を飲むことも
休養することも義務ですので
中途半端な対応はしないで下さい。
それがあなたのお仕事ですから、努めて下さい」

この半分強制的とも取れる言葉が、
逆説的に働いて、家族に対して「申し訳なく
思っている」想いを言葉化できるようになること
もしばしば起こります。

元気になるように直接に励ますのではなく、
病人であることを通じて一定の枠組みを与えて
安定させてしまう一種のカムフラージュ的手法ですが
大変有効な方法です。

こうなると自分の位置付けが明確になることで
「言葉化」出来ない状態から身体や精神症状、
そして行動にて表現されていた
「コトバ」が表に出てきます。

当人の言葉に出来ない心の訴えが、
表現され始めると治療面接は
一段と加速していきます。

今日は「うつ病に対する家族の対応
:見守るって?」と題して実際のご家族の
戸惑いを具体的にお話ししました。

如何でしたか?

「見守る」って本当に大変難しいことなのです。

ここまで、お付き合い頂きまして
有難うございました。

次回は、「うつ病を抱えた家族の心理」を公開致します。

最後になりましたが、
今週土曜日(20日)に
新宿溝口クリニックにて
4Fのセミナールームをお借りして
家族セミナーを15時から16時半まで
実施します。

テーマは「うつ病の家族対応のポイント・・・
ここに気をつけることで当事者の気持ちが
緩みます

うつ病に限らず、心の病を持った
当事者・ご家族にヒントを
提供出来る重要な内容に
なります。

詳細は以下をご参照ください。
http://www.shinjuku-clinic.jp/seminar/FamilySeminar_kitada_201412.pdf

参加料は、当ブログに書きましたように
社会的な意義を考慮して1家族あたり千円です。

もちろん、一家族に何人参加されてもこの料金です。

是非とも、ご関心のある方はご参加ください。

また、お会いしましょう

明日はきっと幸せな一日

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ひきこもり脱出のターニングポイントとは②

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こんにちは

東京新宿・大阪上本町で
北田心理相談室を主宰しています。
うつ病・ひきこもり専門の臨床心理士
の北田義夫です。

今日は、「ひきこもり脱出のターニングポイントとは②」と
題して北田心理相談室で実際に行っている
認知行動療法を応用した家族支援において
”ひきこもり脱出の可否を握っている
考え方についてお話します。

前回及び前々回のひきこもりについての
ブログでは、DO論ではなくBE論の大切さに
ついて触れました。

すなわち、○○をするのではなく、
如何に在るのかという存在の仕方に
ついて言及しました。

以下は、このブログを読んで感じたことを
あるお母様が「お問い合わせ」から頂いた
メッセージの一部です。

「先日は、お忙しい中お返事頂き
ありがとうございました。
何となく上向いた感触があったのに、
また逆戻りしてしまった感に苛まれてました。

DO論ばかり考えていました。
まわりの受験風に巻き込まれて、
焦ってないふりして相当焦っていました。
あらためて動画を観かえし、気付いたのです。
欲を出していました。

すぐそこまで決断の時が迫ってきているのです。
焦っています。A男に伝わりますという
事なのですね。

何度もYouTubeを観てください。
とおっしゃる意味がよーく分かりました。」

何より、長引く不登校を抱えながらも
中3の息子さんのことを少しでも前向きに
受け入れようと試行錯誤されている中で決意された
母親の言葉に心打たれました。

私たちは、ひきこもりの当事者に対して
「○○しなければならない」と考えてしまい
見える形のものを追い求めがちです。

私が提唱する
エッセンシャルプロセス・マネジメント
(EPM)は当事者に求めるのではなく、
家族の中のキーパーソンが
まず落ち着きを取り戻すことを提唱しています。
*キーパーソン:主として母親、家族の心の支えとなる人物

何かを抽象的に提唱するだけで終わってしまう
ことが多い世の中で、私は具体的に落ち着くため
の方法を簡単な言葉でEPMの中で説明しています。

①光を浴びる
②ゆっくりのリズム形成
③緩む=余計な力を入れない・力を抜く

これらについてはこのブログでも
何度も詳細に語っています。

キーパーソンとなる母親が落ち着くことで、
家族に安定感とゆとりがもたらされます。

すると、次の段階になると
当事者に変化が現れてくるのです。

この変化を見落とさず、
じっくりと見守っていくことが
出来たなら、母親の落ち着き⇒当事者の
落ち着きに変わっていくのです。

この当事者の落ち着きからすべての
ひきこもり脱出に向けての動きが
始まると言って過言ではありません。

当事者は決して安穏としていません。
事実は、一番苦しんでいます。
自分の気持ちをカムフラージュするためのゴマかす行動は
表面的であることに両親が気付くことが序章です。

例えば、長らくひきこもっていた
お嬢さんが自分の部屋から数年前に買った
サイクリング車を玄関に下ろして3年経って
から夜間高校に通いだした例にもあるように・・・

自分の意志で選択できる方向が定まるのに
相当な時間を要します。

当事者が落ち着き出すと小さな変化が
彼らに数々現れて来るのですが、
周囲(家族)が妙な期待感を
抱き出しますとこの変化はたいてい止まります。

これが家族の焦りです。
小さな変化だけでは満足出来ない
ので、欲張ってしまうのです。

お余計な物言いが始まります。

先ほどのお嬢さんのお母さんは、
この3年間言いたいことを当事者に
口にせず、じっと見守り続けることに
徹しました。

実際は、北田のカウンセリングの中で
焦らないことや、先走らないことを再確認
しつつも余計な事を言ってしまう自分に
嫌悪感を抱きながら小さな精進
(今の自分が出来ることに焦点をあてた取り組み)を
進められました。

口では簡単ですが、実際は”いばら”の道です。

何度もくじけそうになりながらも、
娘の成長を信じて、見守り続けて来られ
ました。

北田が提唱するEPMの中での
当事者の変化は極めて”ゆっくり”です。

ひきこもりを脱出された経験ある
お母さんは、はっきりと「ゆっくりが
命です」とおっしゃいます。

この「緩~い変化」を大切にしながら
見守る時に使用するのが”母親ノート法
なのです。

お母さんがじっくり当事者の観察記録を
続ける一方で、それを題材にした
カウンセリングを積み上げながら
キーパーソンの精神的な
支えとなるのが北田のお役目です。

母親に溜まったガスを抜くことが、
当事者の見守りに好変化を与え、ひいては、
当事者の小さな変化を守り育てていくことになります。

今日はEPMでの取り組みの実際について、
簡単に語りました。

ここでブログの読者の皆さんにお知らせです。

今年の年末の29日30日の午前中に
北田心理相談室では「ひきこもり」や
「不登校」でお悩みのご家族様に関して
東京新宿の北田心理相談室でカウンセリングを
今回初めて受ける方に限定して通常のお試し
カウンセリングよりも格安で相談を
お受けいたします。

北田は「ひきこもり」に関しては、
他の心理士と比べると特別な
思い入れがあるのです。

この思い入れにつながったある老夫婦との
エピソードはまたの機会にお話します。

年末の特別カウンセリングを
ご希望の方は、「お問い合わせ」から
どうぞお申し込み下さい。

料金はここでは安すぎて言えません。
上記からお尋ねくださいね。

また今日お話した、EPMという方法による
ひきこもり脱出に向けた取り組みに
関心のある方は、本ブログの「お問い合わせ」から
ご質問などをお送り下さい。

年末の特別カウンセリングは限定10名です。
先着順ですので関心のある方はお早めにどうぞ。

また、12月20日(土)は新宿溝口クリニックにて
不登校・ひきこもりだけに限定せず
「心の病に苦しむ当事者を抱えたご家族」に向けて
家族としての在り方について北田が
15時から16時半までお話します。

「うつ病の家族対応のポイント」と
ご案内に書いていますが、心の病に苦しむ
当事者に何が出来るのかについて分かり易く
説明します。

前回も言葉の使い方を変えただけで、
ペットの水が変化する実験を行いました。
参加の皆さんは驚きながら、言葉の使い方の
重要性を確認されたようです。

今回は何が登場するやら、お楽しみに
詳細は以下をご参照下さい。
http://www.shinjuku-clinic.jp/seminar/FamilySeminar_kitada_201412.pdf

ここまで、お付き合い頂き感謝です。
ありがとうございました。

では、またお会いしましょう。

明日もきっと幸せな一日。

カテゴリー: ひきこもり 脱出, ひきこもり, EPM | タグ: , , , , , , , , , , , , , , , , , , , | コメントする

うつ病はなぜ自殺をひきよせるのか①

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こんにちは

東京新宿・大阪上本町で
北田心理相談室を主宰しています。
うつ病・ひきこもり専門の臨床心理士
の北田義夫です。

今日は、「うつ病はなぜ自殺をひきよせるのか①」と題して、
北田心理相談室で実際に
経験したなかで実感
しているうつ病と自殺の関係に
ついて2回に分けてお話します。

私は東京新宿と大阪上本町で
開業しながら、法人さんを対象に
職場の心の相談室の臨床心理士として
メンタルヘルスの相談業務と組織の
マネジメントを契約という形で
担当しています。

そこでは、数多くのメンタルヘルスの
不調者のお悩みに関わって来ました。

現場の実情に合わせながら
ベストなレベルにまではなかなか
到達できませんが、ベーターな選択を
お手伝いするところまでは何とか
達成できているのではないかと
思っています。

しかし、私の元に情報が上がって来ない
ケースで自殺という取り返しのつかないケースが
発生することが残念ながら起こります。

こうした時に、脳裏をかすめるのは
「御縁があればきっと違った結果を選択されて
いたのではないか」という想いです。

以下は、自殺未遂から生還された方との
カウンセリングを通じて自殺者の心理を学ばせて
頂く契機となるエピソードと私の想いです。

当初は「死にぞこない」という
センセーショナルな言葉でご自身を
表現されるほどの痛々しさを持った方が
カウンセリングの進行とともに思考障害が
解除されてお気持ちが落ち着いた頃の出来事です。

ある時、ご自身が自殺(飛び降り自殺)を
決行した場所をご覧になって発せられた言葉が
印象的でした。

それは、今なら「あんな高いところから
飛び降りたら痛いんやん!!」と思う。
・・という言葉です。

”えっ”私は当初は耳を疑いました。
痛い!・・・「そんなんで済まへんやろうー」
何それ!!!

これが、自殺をトライした人のまさに心理です。
とにかく何かに取りつかれたように、
後先は考えられなくなり
とにかく楽になりたい
「一心」にダイブ

警察関係の方から聞いたお話しですが、
自殺者の多くは、ためらい傷や途中で引っ返そう
としてもがいた痕跡があるようです。

「思わず逝ってしまった」というのも、
多くあるとのこと・・・これがうつの症状や
うつ病の怖さなんです。

自殺者のなかでうつ病を抱えた人は
高い割合で含まれるといいます

病気のために、症状のために
常軌を逸した行動が引き起こされる
としたら、皆さんはどのように思われますか。。

でも最後の究極の場面では、
自分を取り戻す瞬間が訪れるようです。

もがいても、もう手遅れとなり
逝っちゃう人が多くいる現実を知るにつけ
死なないですむ人を「助けたい、なんとかしたい」
とつくづく思うのです。

エピソードに挙げた方のその後です。
すっかり元気を取り戻されて、
新たな人生を歩み出されて
最後の面接場面のこと

彼は、僕に次に言葉を残されました。
「俺、北田先生に会えて人生を取り戻したゎ。
たぶん、死んで棺桶に入るときに先生のお顔を
最後に思い出すと思う」と言って、
私の顔をまじまじ見つめて、
手を握られました。

涙がぼとぼと両者の手にしたたり落ちる。

「そんな時に思い出さんで良いわ!」と返すのが
やっとの私です。

本当は、死にたい!なんて思う人はいません。
究極のところは、みんな生きたいのです。

昨年度、日本臨床心理士会が東京都の受託を
受けた関係で私は都内5箇所の事業所や
医療機関で無料で自殺防止研修会を
実施しました。

そこでは、色々なところでSOS信号を発して
おられる人の数に驚きました。

「みんな生きたい」と強く思われている現実に
心打たれました。。

でもうつ病などにより、症状に翻弄されて
追い込まれた末に”トライ”される。

これが悲しい現実です。

北田心理相談室で、今日もたくさんの
相談者とお会いしました。

生きづらさを抱えた人もたくさんおられます。

そのような方に、私が投げかける言葉が
「僕は生きている人専門です。死んだ人には
対応できへんから」

このメッセージには多くの願いを込めています。

・・・「だからこそ今出来ることを
一緒に積み重ねていこう」という
メッセージに呼応される人は
実に多いです。

今日は「うつ病はなぜ自殺を引き起こすのか①」と
題して自殺に対するカウンセリングの現場で
感じていることを思うままに綴りました。

如何でしたか。

何か分からないことがあれば、
本ブログの「お問い合わせ」から
質問などを受け付けます。

東京・大阪の北田心理相談室に関する
お尋ねにも対応いたします。

遠慮なくどうぞ・・・あなたが知らない世界を
体験することが出来るかもしれません。

私は、その水先案内人です。

特に”生きづらさ”を感じている人は、
この機会に体験カウンセリングに
来られるのも良いかも
しれませんね。

見えないものが見えてくることで、
生きている実感を得る機会と
なるかもしれません。

ここまでお付き合い頂き、感謝です。

またお会いしましょう

明日は、きっと幸せな一日

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ひきこもり脱出のターニングポイントとは

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こんにちは

東京新宿・大阪上本町で
北田心理相談室を主宰しています。
うつ病・ひきこもり専門の臨床心理士
の北田義夫です。

今日は、「ひきこもり脱出のターニングポイントとは
と題して北田心理相談室で
実際に行っている認知行動療法を応用した家族
支援において”ひきこもり脱出の可否を握っている
ポイントについてお話します。

巷に、「エッセンシャル思考」という本が
話題に上がっているようです。

これは最小限度の努力で、最大の効果を導き出す
という思考法のようです。

北田のやり方は、そのようなスマートな
手法ではなくむしろ泥臭い方法です。

しかし、粘り強く続けることで確実に成果が
時間の経過とともにもたらされます。

北田は、約10年ほど前から
エッセンシャルプロセスと命名した
手法を提示して不登校・ひきこもりの
家族支援に関して「考え方やアプローチ」を
具体的にセミナーなどでお話ししてきました。

エッセンシャル・プロセスという言葉自体は、
欧米で開発された”対立”や”葛藤”などを解消
するための「コンフリクトマネジメント」、
「ミディエーション」の第一段階の
ことを示す言葉です。

私は公立中学校の教員やプロの臨床心理士として
悩める家族を数え切れないほど見てきました。

その中で得た知見を整理しながら言語化する作業を
通じて、ゆっくりですが形が出来ていきました。

それが近年、体系化されてまとまりを持ち
家族だけでなく、会社や団体という
組織のマネジメントにも
応用できるようになりました。

それが、今回紹介する
「エッセンシャルプロセス・マネジメント」(EPM)です。

今日はその中でも
「ひきこもり脱出のターニングポイント」について
親、保護者の在り方の
重要性について説明します。

世の中の風潮として、ひきこもり支援に関して
当事者に何をなすべきかというDO論は多いですが
親の在り方(BEING論)を具体的に説くものは極めて
少ないのが現状です。

特に長引くひきこもり状態のなかでは、
思考が柔軟性を失い行動障害まで併発し
分かってるけれど、動けない状態が生じて
しまいます。

こうした当事者や家族にとって、
前述した「べき論(DO論)」ではますます混迷を
深め泥沼へ突入していきます。

しかも支援者の多くは、それを良かれと
信じ切ってやりきろうとするのです。

こうなると成果が出ないので
悪循環の繰り返しだけが印象に残り
絶望感や疲弊感のみが積み残っていきます。

悪意がないだけに、
このことによる弊害は甚大です。

しかも支援者の多くは、
この構造に気づいていません。

イソップの童話ではありませんが、
「○○しないとだめだ」という”北風”的
アプローチではこうした事態では
上手くいくはずがありません。

ここで私は、認知行動療法のアプローチとして
紹介していますが、実際は精神分析の考えを
応用した”太陽的アプローチ”を指示し
「この現状の中で出来ることは何か」を
共に考えながら、EPMの第一段階に
入っていきます。

ここで大切なのなは、混乱している家族に
難しい理屈はいらないということです。

私は、ここで家族特にキーとなる人物
(多くは母親)が精神的にゆとりを持つことを
目標として提示します。

母親が落ち着くことで、
その落ち着きが当事者に伝播する
家族機能の第一歩を取り戻すことを
当初の目的にするのです。

そのために具体的に何をすれば良いのかを
小中学生でも出来るノウハウに落とし込んで
説明します。

これを心のベースラインを上げる3大ワークと
呼んで継続するように、カウンセリングの中で常に
チェックしていきます。

実際の支援の現場では、
「落ち着きなさい!」と言われても
思考障害や行動障害という”うつ的な状態”に
陥っている母親に通じるはずがありません。

このワークを無理なく繰り返すことで、
自然に心のベースライン(安定感)が高まり
親の、特に母親の安定感を中心として家族機能を
取り戻す契機となるのです。

これに引き続いて、母親の落ち着きが
どうして当事者につながっていくのかは
前回に引き続いてYouTube動画をご覧頂きたい
と思います。

パラレルプロセスという人間関係の
ダイナミクスを簡単に説明しています。

これは、一番最後に提示致しますね。

ここまでお付き合い頂き、
本当にありがとうございました。

心より感謝申し上げます。

ブログを読んだり、動画をご視聴頂いて
何か不明な点があれば、ブログの
お問い合わせ」から
ご質問頂けますと
幸いです。

最近は電話ですが、北田のセミナーの情報を
教えてくださいなどのお問い合わせも
出てきています。

そんなことも遠慮なくお申し付けくださいね。

また、お会いしましょう

明日はきっと幸せな一日
キーパーソン(母親)の変化で何が起こるのか

変化は起こすのではなく・・・

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うつ病の治療カウンセリング:診断面接の在り方

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こんにちは

東京新宿・大阪上本町で
北田心理相談室を主宰しています。
うつ病・ひきこもり専門の臨床心理士
の北田義夫です。

今日は、「うつ病治療のカウンセリング
:診断面接」と題して北田心理相談室で実際に
行っている認知行動療法を駆使した復職支援
プログラムの導入前の重要なチェック
ポイントについてお話します。

大前提としては、ほぼ治療面接が仕上がっており
復職を視野に入れた取り組みが始まる前に
当事者の意思確認とともに検討します。

端的に言うと、認知行動療法が適しているか
どうかを診断面接において判断するということ
になります。

私の場合は、誰でも認知行動療法でいく訳では
ありません。

気を付けなければならないのは、
認知行動療法によりかえって無意識が
溢れ出し収拾がつかなくなる方もいるので
患者様の状態をしっかりと冷静に吟味することが
必要となります。

そこで、2回から3回の診断面接が
必要となります。

チェックポイントは以下の通りです。

①「知的な能力」の有無

眼の前の状況をしっかりと受け取れているかは、
知的な理解力にかかっています。

②「言語化する能力」の有無

自分の想いや事実を言葉を使って表現する力が
ないと相手には伝わりません。
北田の認知行動療法では、
”見える化”のプロセスと呼んでおり
とても重要な能力となります。

③「自己観察する能力」の有無

例えば、調子の良い自分と悪い自分との違いは
どこにあるのかなどを自分の言葉で表現出来るには
自分自身を観察出来るだけの力が根底に必要となります。
常に自己観察の課題は出るので、この力は不可欠です。

知的で言語化する力の総合体とも取れますが、
ここではあえて分けて表現しておきます。

④「プログラム実施に向けた土台作り」の可否

心のベースラインを引き上げるための
3大ワーク(光・ゆっくり・ゆるむ)
じっくりと積み重ねることが出来ないようでは
復職プログラムを成し遂げる力は期待できません。

⑤「治療契約」の締結

④まで順調に進んだとしても、
この段階が達成できないとプログラムの
枠組みが安定しないので、すべて上滑りします。
内容的には、月何回、実施時間の固定などを
図ります。

毎回毎回「ホームワーク」という宿題が出ます
ので、これに取り組む意志確認も必要となります。

最終的にはカウンセリングの構造自体が、
相談者がイニシアチブをとる形となるので
治療契約の中で、相談者とカウンセラーとの間に
齟齬が生じないように、治療契約という形で
強い枠を作ってしまいます。

始める前から、覚悟がないと認知行動療法による
復職プログラムは機能しません。

それだけに、動き始めると丁寧な基礎作りが
時間の経過と共にプログラム自体の効果に相乗され
加速感が出ていきます。

本日は、「うつ病治療のカウンセリング
:診断面接」というテーマで北田心理相談室で
実際に行っている認知行動療法を駆使した復職
プログラムの導入前の重要なチェックポイントに
ついて綴りました。

認知行動療法が適しているかどうかを
診断面接において判断するだけではなく、
実は安定する枠組みを作ることで
相談者(患者様)を守りながら
ゴールに向かうことが
可能となる優れたプログラムと言えます。

ここまでお付き合い頂きまして
ありがとうございました。

如何でしたか?

何か分からないことや疑問点があれば、
本ブログの「お問い合わせ」からどうぞ。

ここで、北田心理相談室に関しての
質問や予約に関してのご相談も
お受けいたします。

また、お会いしましょう

明日はきっと幸せな一日

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ひきこもり脱出の鍵は?

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こんにちは

東京新宿・大阪上本町で
北田心理相談室を主宰しています。
うつ病・ひきこもり専門の臨床心理士
の北田義夫です。

今日は、「ひきこもり脱出の鍵は?」と
題して北田心理相談室で実際に行っている
認知行動療法を応用した「ひきこもり」を抱える
家族支援の実際の入口の部分をお話します。

私は東京新宿と大阪上本町で開業しながら、
うつ病などの心の病の患者さんやご家族だけで
なくひきこもりを抱えた御家族の支援
(カウンセリング)や講演活動を
行政機関などのオーダーを
受けて10年以上継続して
おります。

もちろん個人的なオーダーによる
ものもあります。

例えば、三重県津市で8年間続いている
当事者家族の会「親の会・月例会」などは
元は三重県立心の健康センターで行われていた
「ひきこもりの家族教室」で北田の講演を聞いた
受講生が自主的に立ち上げられたものです。

その会を立ち上げるにあたって尽力頂いた方の
40になる息子さんは(当時)就業が出来る
ようになって、最終的には家族が欲しい
という現実的な課題を掲げるように
なりました。

現在は、自分でそのことに向き合いたい
という想いから月例会には参加されま
せんが自分なりの歩みを進められています。

北田心理相談室で対応している御家族にも
長引くひきこもりから生還された若者もたくさん
います。

残念ながら、道半ばで諦める選択をされる
家族もたくさん見てきました。

脱出に成功された御家族及び当事者を見ていると・・・

「引きこもり脱出の鍵は」・・・
実は大変身近なところにあることに気付きます。

皆さんは意外な顔をされますが、
事実そうなんです。

私のやり方は極めてシンプルです。
難しいものではありません。
むしろ、簡単すぎて
継続が困難になられます。

人間の弱さや欲が邪魔することも多いのです。

以下が私の講演で強調する支援に際して
学んで頂きたいポイントです。

①『なくした物より、今あるものを大切にする』

・・・今ある最大のリソース(活用できるもの)は
「生きている」ということです。
✩心の底からその事に気付き始めると、
ご両親の目の色が変わります。

②『悪者探しをやめる』

・たったこれだけで自分の心が穏やかになります。
・自分の責任だと背負い込むことも何ら解決に
つながりません
・口から良いことも悪いことも出すことが
「吐く」だけれど、マイナスを言わなくなり
プラスの良い点に焦点が集中すると
「叶う」になります
(悪いことを言うな!ではなく、見え方が変わると
違うものが見え出します)

③『視点を変えれば光が見えます』

・講演やカウンセリングで実際の体験を
されることで気づきや発見が”もたらされます”
「変化は起こる・起こすのではありません」・・・
ここが他の支援者と大きな違いです。

④『当事者に求めるのではなく、自分(親)の在り方が問われている』

変わるのはあなた方です!
親なんです!

家族のキーパーソンが、落ち着くと変化は
当事者に必ず出現します。

⑤そのためにズバリこの言葉です

『緩やかな流れの乗れば、見えないことが見えてくる』

⑥『小さな変化を大切にする』

心身ともに緩むと、気付きが増し
継続力の下支えをしてくれます。

⑦『光をあびる・ゆっくりのリズム形成・心身の余計な力を抜く』

✩”落ち着け”というカウンセラーは多いです。

✩しかし、落ち着くための方法をきっちりと
提示できる人は今までお会いしたことは
ありません。このあたりは
下の北田のYouTube動画
ご確認下さい。

⑧『先を急がない!』

ある方は、この流れに入ることを
”欲望の回路”に入ると表現されます。
ここに大きな落とし穴があり、焦りのために
挫折してしまうのです。

それを少しでも防ぐための
仕掛けが次の言葉です。

⑨『一喜一憂しない』

✩目の前で起こっていることを、知らん顔して”つぶさに”観察する。
✩観察した内容を、記録することで冷静に振り返る時間が確保できます。

⑩『調子の乗らない!』

今回提供する動画以外のなかで、”Hさんの
戒め”というものがあります。
そのなかでは、脱出に成功された母親が語る
ご自身の体験から出てきた言葉です。
私は臨床心理士の指導にも、
使わせて頂いています。

以上がひきこもり脱出のための鍵となる鬼十則、
いや”仏の柔則”です。

ここまでお付き合い頂き、
大変ありがとうございました。

如何でしたか?

もしご質問などありましたら、
このブログの「お問い合わせ」から
ご対応ください。
またお会いしましょう!

明日はきっと幸せな一日

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うつ病の治療カウンセリング:認知行動療法と復職プログラム①

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こんにちは

東京新宿・大阪上本町で
北田心理相談室を主宰しています。
うつ病・ひきこもり専門の臨床心理士
の北田義夫です。

今日は、「うつ病治療のカウンセリング
:認知行動療法と復職プログラム①」と
題して北田心理相談室で実際に行っている
認知行動療法を応用した復職支援の実際を
お話します。

私は東京新宿と大阪上本町で
開業しながら、200人から1000人を
超える従業員数を持つ法人さんを対象
職場の心の相談室の臨床心理士として
メンタルヘルスの相談業務と組織の
マネジメントを契約という形で担当しています。

そこで、数多くの復職支援を現場の実情に
合わせて行ってきました。

ときには、安全衛生委員会にて組織に必要な
安全配慮義務に関わるコンプライアンスについて
講演することもあります。

復職の内規づくりからはじめて就業規則に付記する
ところまでもお手伝いをさせて頂いています。

今日はその中でも、①初回面接での対応について
実践での内容を語ります。

以下が北田心理相談室での
初回面接での要となるポイントです。

❶「よくぞ来られました」というねぎらいの言葉

・・・何気ない言葉に魂が思いが表現されます

❷「繰り返される反復の歴史」に関してのチェック

来談の契機となった症状の事実について、
反復性を読み取る・・・ここをしっかりと把握が出来ない
ようでは復職支援は上滑りします

❸うつ病治療の3本柱に対して

心理教育を丁寧に実施する
・・・休養・薬物・カウンセリング・環境調整

❹症状回復の道のり・メカニズムを説明する

:らせん状の回復や回復機序(プロセス)

❺光のワーク・ゆっくりのリズム形成の

重要性を実感させる

❻従来の考え方+新しい物の見方

<変えるのではなく付加する>という
人生に対する新しい枠組みを獲得できる
というメリットを教育していく。
・・・再発防止につながっていく

これらが初回面接時の押さえるべき項目ですが、
実際はその人の現状にスライドさせながら、
場合によっては2回、3回に分割して
対応することもあります。

東京新宿・大阪上本町の北田相談室では
単に症状を聴くだけで終わるカウンセリングや、
行動させることに比重が置かれたアプローチとは
一線を画しています。

上記の内容で、無意識的な葛藤に対する処理も
含めて心理教育を繰り返し実施していくことで
復職支援プログラムの精度が高まっていくのです。

一番大切なのは、ゴールに到達することで何が見えるのか
何が獲得できるのかということを明確にすることです。

「単に復職が出来る」ことだけに焦点を当てていると
特に慢性のうつ病の方には、ハードルが高くなり
手応えが得られにくくなります

「変えろ」と言われても、「変えられない」から
ここに来ているんだ!・・・という本末転倒な会話に
なってしまう。・・・・これって意外とホント多い
のですよ。

この本音は、多数のドクターやカウンセラーを
ショッピングして最終に北田のところに
たどり着いた人が開口一番に
漏らす言葉です。

今日は、「うつ病治療のカウンセリング
:認知行動療法と復職プログラム①」と
題して北田心理相談室で実際に行っている
認知行動療法を応用した復職支援の実際を
の初回面接編を綴りました。

やや専門的になったことは否めません。

分かりにくいところやもう少しお知りに
なりたいことがあれば、遠慮なく本ブログの
お問い合わせ」から質問して下さい。

先日も電話で、本ブログの読者で名古屋在住の方の
質問を受けていました。

一人で悩まないで、誰かに相談することで
気分が一時的にであれ晴れるかもしれませんよ。

私で良かったら、どうぞお力にならせて下さい。

もちろん北田心理相談室への
お申し込みも大歓迎です。
これも「お問い合わせ」からお願いします。

ここまでお付き合い頂き、感謝です。
ありがとうございました。

また、お会いしましょう

明日もきっと幸せな一日

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