【ひきこもりの改善:ステージⅢを乗り越えるための“Aさんの戒め”】

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        <変化は起こすのではなく、もたらされる>

 

うつ・ひきこもりの専門家、

臨床心理士の北田義夫です。

 

今日は、

「ステージⅢを乗り越えるための“Aさんの戒め”」について

お話します。

 

 

「ファミリーサポートプログラム」は3つのステージからなる

今日はその3番目を乗り越えるために参考にして頂きたい

脱出に成功されたAさんの自分を戒めるために

書き綴られたノートから紹介します。

 

 

ひきこもり脱出に成功したお母さんの言葉

 

☆調子に乗って、余計なことを言わない

 

☆見守るだけ、口はいらない

 

☆焦らない、構えない、先々を案じない

慌てない

 

☆子供と先生を信じろ!

 

☆最後はお任せあるのみ

 

☆やらなければならないことに集中するのみ

 

 

これらは、変化の兆候が見えだすと

多くのご家族がはまってしまう“落とし穴”を示しています。

あれだけ、見守ることに徹していたご家族が

余計な指示的な事を口走り出すのです。

すると、変化の兆候は停止します。

 

酷い時は、また元の状態に戻ってしまいます。

 

実はこのお母さんもそれを経験し、

一から関係をつくり直すという大変な労力と時間を

かけてきたからこそ、脱出した時こんな言葉が出てきたのです。

この言葉は、金言です。

     <コツコツ積み上げる>

このつまづきによってAさんは、

今まで重ねてきた【コツコツと積み上げる大切さ】に

改めて気付かれていかれました。

 

その事を頭で理解するのではなく、

実感頂くために、本プログラムでは

毎日のメールでの指導がセットされています。

其々の事例の進展に従い個別の指導が実施されます。

しかも、毎日です。

 

昨日は約90日・3か月間のプログラム受講後は

家族にどんな変化がもたらされるのか

お話しましたが、

実はそのような結果が出るのには、

こうした地道なご家族・当事者と北田の間に

記憶ではなく記録に残す好循環システムがしっかりと

位置付けられているからです。

 

 

今日はここまでにします。

ここまでお付き合い頂きまして、

有難うございました。

 

明日は、

【北田がひきこもり支援のプロになったエピソード】

についてお話します。

なお今日のお話は、後ろに挙げた動画が

補足の説明になっています。

参考にご覧頂けると幸いです。

 

また、本ブログで説明している

心の課題を抱えた人(当事者・御家族)が

立ち上がっていく為の必要な考え方や行動を学ぶ

実践家族会初級講座の案内も掲載しています。

 

ここでは、多くのご家族が求められる家族の対応について

詳しく語っています。

他のところでは聞くことが出来ない本物のアプローチが

学べます。

 

良かったらどうぞ内容の項目だけでも

目を通して下さい。

実践家族会初級の詳細

 

また明日、お会いしましょう

 

 

 

 

カテゴリー: ひきこもり , ひきこもり 改善, ひきこもり 脱出, ひきこもり 支援 | コメントする

ひきこもりの改善:ファミリーサポートプログラム終了後の変化

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うつ・ひきこもりの専門家、

臨床心理士の北田義夫です。

 

今日は、

「ファミリーサポートプログラム」終了後の変化について

お話します。

 

 

【ファミリーサポート・プログラムを終了すると・・・】

何が起こるのかについてお話します。

 

3つのステージに沿って

それぞれの課題に取り組んで頂くことで

・・・・・

母親だけでなく、家族のチカラで

当事者の引きこもり脱出に向けての動きが

出現し始めます

 

8回のセッションだけで

脱出を達成する人も出てきます。

(実は・・・数回で完了する人も)

 

引きこもり当事者が、

私にカウンセリングによる支援を

求めてくることも起こります

 

そうなると、止まっていた家族のココロが機能しはじめ

家族の絆が復活してきます。

 

当事者のためと思って始まったプログラムが

実は家族機能の調整や復活につながった例は

枚挙の暇がありません。

 

しかし、ここまで来ても

ひきこもり脱出に成功したお母さんの言葉を引用しますと

好変化の兆候を打ち消すだけの

言葉を家族は吐いてしまう事が多いのです。

 

☆調子に乗って、余計なことを言わない

 

☆見守るだけ、口はいらない

 

多くの方の過去のお話を伺っていると

ここまで来ているのに、余計なひと言で

台無しにされてきた歴史が数多いのが実情です。

 

この時に、適切な指導を受けていたなら

脱出出来ていた事を思うと

残念で仕方がありません。

 

 

今日はここまでにします。

ここまでお付き合い頂きまして、

有難うございます。

 

明日は、

【ひきこもりの改善:

ステージⅢを乗り越えるための“Aさんの戒め”】

についてお話します。

なお今日のお話は、後ろに挙げた動画が

補足の説明になっています。

参考にご覧頂けると幸いです。

 

また、本ブログで説明している

心の課題を抱えた人(当事者・御家族)が

立ち上がっていく為の必要な考え方や行動を学ぶ

実践家族会初級講座の案内も掲載しています。

 

ここでは、多くのご家族が求められる家族の対応について

詳しく語っています。

他のところでは聞くことが出来ない本物のアプローチが

学べます。

 

良かったらどうぞ内容の項目だけでも

目を通して下さい。

実践家族会初級の詳細

 

また明日、お会いしましょう

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ひきこもりの改善:ファミリーサポートプログラムⅢ

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母親の落ち着きが家族全体に広がると(プログラムⅡ)・・・

当事者に変化の兆候(芽)が現れてきます

 

うつ・ひきこもりの専門家、

臨床心理士の北田義夫です。

 

今日は、

「ファミリーサポートプログラムの実際Ⅲ」について

お話します。

 

 

「ファミリーサポートプログラム」は3つのステージからなる」

今日はその3番目

 

【ファミリーサポート・プログラムⅢ】

 

概要は、以下の通りです。

 

サードステージ(全3回×80分)

2つのステージを経ると、

当事者に変化の兆候が現れ始めます

 

<当事者の変化の兆候を

家族のチカラで守り育てるステージです>

これが出来ると、当事者の中に小さな企て(チャレンジ)を

したくなる衝動が生じます。

 

このステージでは、

居間に登場する機会が出てきたり、

家族との関わりの場面が現れます。

この時、身構えないで想いを感じ見守るだけで

この兆候が変化へと姿を変えていきます。

 

大切なのは、

【知らん顔して、しっかり観察!!】なんです。

 

その為に必要な考え方は、以下の通りです。

 

☆待ってもらえた人、見守ってもらえた人は

「成長する!!」

 

☆DoよりBe、「何をする」でなく

「どうあるのか」が大切!

という考え方です。

 

その事を頭で理解するのではなく、

そのために実感頂くために

本プログラムでは毎日のメールでの指導が

セットされています。

 

約90日・3か月間のプログラム受講後は

家族にどんな変化がもたらされるのか

明日またお話します。

 

今日はここまでにします。

ここまでお付き合い頂きまして、

有難うございました。

 

明日は、

【ひきこもりの改善:ファミリーサポートプログラム終了後の変化】

についてお話します。

なお今日のお話は、後ろに挙げた動画が

補足の説明になっています。

参考にご覧頂けると幸いです。

 

また、本ブログで説明している

心の課題を抱えた人(当事者・御家族)が

立ち上がっていく為の必要な考え方や行動を学ぶ

実践家族会初級講座の案内も掲載しています。

この初級の家族会の講座は、

本プログラムを受ける前に受講頂くと

ファミリーサポートプログラムが有効に機能します。

 

ここでは、多くのご家族が求められる家族の対応について

詳しく語っています。

他のところでは聞くことが出来ない本物のアプローチが

学べます。

 

良かったらどうぞ内容の項目だけでも

目を通して下さい。

実践家族会初級の詳細

 

また明日、お会いしましょう

 

 

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ひきこもりの改善:ファミリーサポートプログラムⅡ

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うつ・ひきこもりの専門家、

臨床心理士の北田義夫です。

 

今日は、

「ファミリーサポートプログラムの実際Ⅱ」について

お話します。

 

 

「ファミリーサポートプログラム」は3つのステージからなる」

今日はその2番目

 

【ファミリーサポート・プログラムⅡ】

 

概要は、以下の通りです。

 

セカンドステージ(全3回)

お母様の落ち着きは、やがて家族全体に広がります

<パラレルプロセスにより>家族はつながり始めます。

 

例えば、北田が相談者を理解することを通じて

相談者は自分自身を理解していきます。

 

その為に必要な事は、

家族のキーパーソンにあたる母親に

「自分の事をしっかりと観察する」を訓練していきます。

毎日のメールがその事を知らず知らずに培っていきます

 

母親が自分の事をしっかりと観察でき、

文字化することが出来ると

さらに当事者の状態を家族全体が

冷静に見てとれるようになることに

つながっていきます。

 

ひいては、それが家族全体の安定(落ち着き)に

つながっていくのです。

 

全8回のプログラムの中で、このステージは

<家族の機能回復 のステージ>と位置付けています。

このステージでは記憶ではなく記録に残すシステムを

毎日のメール指導を通じて確立していきます。

 

家族の機能回復のステージのまとめ

 

母親の落ち着きは、コミュニケーションや行動の変化により

家族全体に伝わっていきます

(あえて伝えなくても勝手に伝わるから、

家族全体の心の機能が自然に回復されます)

 

このステージの流れは、簡単に言うと

母親の機能回復→家族の機能回復:連鎖反応 となります。

 

今日はここまでにします。

ここまでお付き合い頂きまして、

有難うございます。

 

明日は、【ひきこもりの改善:ファミリーサポートプログラムⅢ】

についてお話します。

なお今日のお話は、後ろに挙げた動画が

補足の説明になっています。

参考にご覧頂けると幸いです。

 

また、本ブログで説明している

心の課題を抱えた人(当事者・御家族)が

立ち上がっていく為の必要な考え方や行動を学ぶ

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ここでは、多くのご家族が求められる家族の対応について

詳しく語っています。

他のところでは聞くことが出来ない本物のアプローチが

学べます。

 

良かったらどうぞ内容の項目だけでも

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実践家族会初級の詳細

 

また明日、お会いしましょう

 

 

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ひきこもりの改善:ファミリーサポートプログラムの実際Ⅰ

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うつ・ひきこもりの専門家、

臨床心理士の北田義夫です。

 

今日は、

「ファミリーサポートプログラムの実際Ⅰ」について

お話します。

 

 

「ファミリーサポートプログラム」は3つのステージからなる」

今日はその最初のステージを説明します。

 

【ファミリーサポート・プログラムⅠ】

 

概要は、以下の通りです。

ファーストステージ(全2回)

まずは、家族の中でもお母様が

当事者の周りで起こっていることを

「在りのまま」に観察できるように落ち着いた状態を

獲得するお手伝いを行います

 

この時に指導するのは、

光のワーク・ゆっくりのリズム形成・緩むの

3大ワークです。

 

 

 

これにより心の動きを妨げている4つの障害が

解除されていきます。

(視覚・聴覚・思考・行動障害)

 

さらに両親が揃って、ファミリーサポート・プログラムを

御一緒に受けて頂けると効果は さらに加速します。

 

 

<脳の機能回復 のステージのまとめ>

 

 

「緩やかな流れに乗れば、今まで見えないものが見えてくる」

:脳の機能回復の結果起こることです。

 

“緩やかな流れに乗る”とは

母親が落ち着いて引きこもりの当事者を

観察出来るようになることです

 

これが出来ると、

「失ったものばかりに注がれていた視点が

今ある物にもシフトしていきます」

 

これら3つを下支えするのは以下の考え方です。

 

☆悪者探しをしない・・・原因探しは意味がない

☆今出来ることをコツコツ積み上げる

☆変化は起こすのではなく、もたらされる

☆母親(家族)と北田はチームを作る:責任は半分づつ

 

 

今日はここまでにします。

ここまでお付き合い頂きまして、

有難うございます。

 

明日は、【ひきこもりの改善:ファミリーサポートプログラムⅡ】

についてお話します。

 なお今日のお話は、後ろに挙げた動画が補足の説明になっています。

参考にご覧頂けると幸いです。

 

また、本ブログで説明している

心の課題を抱えた人(当事者・御家族)が

立ち上がっていく為の必要な考え方や行動を学ぶ

実践家族会初級講座の案内も掲載しています。

 

ここでは、多くのご家族が求められる家族の対応について

詳しく語っています。

他のところでは聞くことが出来ない本物のアプローチが

学べます。

 

良かったらどうぞ内容の項目だけでも

目を通して下さい。

実践家族会初級の詳細

 

また明日、お会いしましょう

 

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ひきこもりの改善:成功体験が行動の選択に影響する

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<諦めなければ日はまた昇る>

 

うつ・ひきこもりの専門家、

臨床心理士の北田義夫です。

 

今日は、

「成功体験が行動の選択に影響する」について

お話します。

 

 

「成功体験が行動の選択に影響する」

 

葛藤の末の成功体験によって、

自分の行動の選択の幅は確実に広がっていきます。

やはりこれは実体験には叶いません。

 

”ひきこもる”以外の行動選択が見えてくるのです。

 

それくらい、理屈抜きで成功体験がもたらす達成感が

人に与える影響力が大きいのです。

 

例えば

頭の学習では中々身につかないものが、

実際にやってみたことで、

難しいことも繰り返していくと

出来る様になるといった単純な学習原理に

辿り着くのです。

 

そしてこの経緯の中で

大きな課題も小分けにすると

取り組めるなどのささやかではあるが、

人生において必須の生き方を

当事者とご家族が身に付けていかれます。

 

だから、北田は旨くいかないことも学習であると

力説しています。

 

旨くいかない時に感じる葛藤こそが、

ひきこもる以外の自分の行動選択の幅を

広げてくれるとまで言及しています。。

 

それには、苦労の末に細やかな達成体験を獲得することが

大きな一歩になります。

 

 

それを、支えるのが北田心理相談室の場合は、

毎日のメールシステムと実践家族会です。

この2つを【好循環生成システム】と位置付け

徹底して実践して頂くので成果を上げています。

全国から数多くの好評とご支持を得ています。

 

 

今日はここまでにします。

ここまでお付き合い頂きまして、

有難うございます。

 

明日は、【ひきこもりの改善:ファミリーサポートプログラム】

についてお話します。

 なお今日のお話は、後ろに挙げた動画が補足の説明になっています。

参考にご覧頂けると幸いです。

 

また、本ブログで説明している

心の課題を抱えた人(当事者・御家族)が

立ち上がっていく為の必要な考え方や行動を学ぶ

実践家族会初級講座の案内も掲載しています。

ここでは、多くのご家族が求められる家族の対応について

詳しく語っています。

他のところでは聞くことが出来ない本物のアプローチが

学べます。

 

良かったらどうぞ内容の項目だけでも参考になさって下さい。

実践家族会初級の詳細

 

また明日、お会いしましょう

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ひきこもりの改善:ひきこもりという自己表現の意味

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うつ・ひきこもりの専門家、

臨床心理士の北田義夫です。

 

今日は、

「ひきこもりという自己表現の意味」について

お話します。

 

 

「ひきこもりという自己表現の意味」

 

 

のべ1万人を超える当事者やご家族とお会いし、

共に格闘しながら歩んできた私にとって

“ひきこもる”という自己表現は、

生きる力につながると確信しています。

 

つまり“ひきこもる力”は、

正しいアプローチをすれば生きる力に転換されます。

 

登校がままならないため動けなかった高1を4回やり直した高校生も

現在臨床心理士になるための大学院を修了し、大学の心理相談室で研鑽を

積んでいます。

 

 

また、30年間ひきこもっていた若者(当時)も、

現在就労を3年間続けれるようになりました。

現在は、“嫁さんが欲しい”とますます意欲的に生活しています。

 

 

世界的な金融機関で管理職として勤めていた女性は

ある事からひきこもり状態になりましたが、

現在は大学で心理学を学ばれています。

いずれは、人をサポートする仕事につきたいと

人生の目標を力強く語っておられます。

 

 

事情はともあれ、途中で【ひきこもらざるを得なくなった】状態の中で

「自分は何も出来なくなったと思っていた」彼らが、

本物との出会いによって、小さな成功体験を積み重ねる中で

達成感が育まれていきました。

 

それは・・・状況に対する捉え方が変わってくると、

小さな企てにチャレンジしたい気持ちが出てきます。

その動きを守り育てていくのが、家族の役割だと

ご家族に教育していくのです。

 

この流れを生み出すための仕組みを

生物学的・心理学的・社会学的という3視点から

トータルで説明出来る方は皆無に近いです。

 

世の中に氾濫している情報は、

1つないし2つの視点からの切り口が

ほとんどです。

 

最終的に小さな達成感を生み出すためには、

【家族の見守り】が不可欠なのです。

これも含めてトータルで理解できないと、

『ひきこもりの改善は簡単ではない!』というのが

私の持論です。

 

このあたりは、パラレルプロセス、

エッセンシャルプロセスとして

後ろの動画で説明していますのでご覧ください。

 

 

今日はここまでにします。

ここまでお付き合い頂きまして、

有難うございます。

 

明日は、【ひきこもりの改善:体験が行動の選択に影響する

についてお話します。

 なお今日のお話は、後ろに挙げた動画が補足の説明になっています。

参考にご覧頂けると幸いです。

 

また、本ブログで説明している

心の課題を抱えた人(当事者・御家族)が

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詳しく語っています。

他のところでは聞くことが出来ない本物のアプローチが

学べます。

 

良かったらどうぞ内容の項目だけでも参考になさって下さい。

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また、明日お会いしましょう。

 

 

 

 

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ひきこもりの改善:パラレルプロセスとは何か

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うつ・ひきこもりの専門家、

臨床心理士の北田義夫です。

 

今日は

【ひきこもりの改善:パラレルプロセスとは何か】

についてお話しします。

 

【ひきこもりの改善:パラレルプロセスとは何か】

 

パラレルプロセスとは、家族の中でキーパーソンと言われる

家族の中で精神的な柱になる人、例えば【母親が落ち着けば、家族全体に落ち着きが広がっていくプロセス】の事を指します。

2人の関係の中でのパラレルプロセスについては、

下記の動画で説明しているのでご覧下さい。

 

特に日本のような家族の関係が大きく影響する社会では

この現象が顕著に表れます。

だから、北田は、『家族の力をつなげて、当事者を元気にさせる』という

アプローチをひきもりだけではなく、うつやその他の課題の解決に

この原理を使っています。

もちろん家族だけではなく組織にも応用し、

多くの関係団体から支持されています。

 

この場合のキーパーソンの多くは母親ですが、

父親である場合もありますのでその事に関して

大きな違いはありません。

 

大事な事は、キーパーソンが落ち着くことで

今まで述べてきた「起こっていることがちゃんと見れないこと・

耳から入ってくる聴覚情報が受取れてなかったこと・

受取る視覚や聴覚の情報が正しくないために生じる事実とのズレにより

思考や判断が正しく機能しなかった事などから生じる行動の障害により

様々な問題が起きていましたが、ここに大きな変化が当事者や家族にもパラレル

プロセスによってもたらされます。

まとめますと、キーパーソンの落ち着き→家族の落ち着き

→当事者の落ち着きに広がっていきます。

 

ここまで当事者を誘うのは、先日の本メルマガにも書きましたが

「家族への絶対的信頼感」です。

 

ここを生み出すために、生物学・心理学・社会学的な視点から

心のベースラインを上げる3大ワークを紹介してきました。

そうなると、当事者の中に何か変化につながる動きが出てきます。

それを守り育てる家族の土壌を今まで培うための心構えを

説いてきました。

如何ですか。

光・ゆっくり・ゆるむで各障害を解除し、

パラレルプロセスを使って家族内の力を使って変化の兆候をもたらすのが

EPM(エッセンシャルプロセスマネジメント)です。

 

これは、アメリカのミディエーションという

葛藤(課題)を解決するマネジメント法の一部を応用した

手法です。(後ろに動画があります)

かなり強力な手法で、多くのご家族が課題を解決されました。

 

 

今日はここまでにします。

ここまでお付き合い頂きまして、

有難うございます。

 

明日は、【ひきこもりの改善:引きこもりという自己表現の意味】と

ひきこもりの改善:体験が行動の選択に影響する

についてお話します。

 

なお今日のお話は、後ろに挙げた動画が補足の説明になっています。

参考にご覧頂けると幸いです。

 

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ひきこもりの改善:小さな達成感の獲得には

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うつ・ひきこもりの専門家、

臨床心理士の北田義夫です。

 

今日は

【小さな達成感の獲得】

についてお話しします。

 

【達成感を獲得するには】

ひきこもりの当事者にとって、

何か行動を起こすというのは簡単ではありません。

ひきこもらせている、脳の4つの障害(視覚・聴覚・思考・行動)が

解除されるために

【光のワーク】・【ゆっくりリズム形成】・【緩む】という

3つのワークを紹介してきました。(ブログや動画でも)

 

まずは、これらのワークにより

今まできちんと情報を受け取れなかった

当事者やご家族の心のベースラインが

上がるということが必要になります。

ここが達成され始めますと、

4つの障害が徐々に解除されていき

起こっている状況を冷静に見てとるまでに

変化します。

 

そうなると、家族の中に【落ち着き】という変化が

生じます。

冷静に状況を見て取れる人が出てきます。

このタイミングで

『何が困っているのか』、【悩みの本質は何処にあるのか』などが

”記憶ではなく、記録に残す”というシステムを教育することで

身に付けて頂きます。

 

この落ち着きを示す人を、北田心理相談室では

キーパーソンと言ってそこを起点として家族の機能の回復から

当事者の変化につなげていくのです。

 

概要を説明しますと、

このキーパーソンの落ち着きが

パラレルプロセスという段階を経て

当事者にまで伝わっていくのです。

この機能を起こさせるために

私は、当事者やご家族に対して徹底して

心理教育を行います。(それが後述する実践家族会です)

そして毎日記録を付けてもらいます。

(時期が来れば、当人も可能になります)

 

続けていくと、呼吸の仕方や気持ちの整理の仕方、

言葉化の意味などを具体的に理解できるようになることで

心のベースラインが上昇し、自分の状況を無理なく受け取れる

までになります。

 

そうなると、当事者の中に一定の兆しが生じます。

それは、変化を求めての”小さな企て”が生じるのです。

 

例えば、少しづつ起きる時間が早くなったり、

居間に出て来るなどの生活上の変化が現れます。

 

この変化が出てきた時にこそ、

余計な事を言わず見守ることが必要なんですが

そんな教育を受けてないし、

関係機関からから指導も受けていないために

変化の兆候を育てていけないのが現状です。

 

でも、そこを育てていけると当事者の中に

自分の家族に対して、【何があっても見守ってくれる】という

強い信頼感が芽生えてきます。

 

人は、その時に出来ることを少しづつ積み上げていくと

小さな達成感が芽生えて”次にこれっていう様に”

小さな達成感が次の行動の連鎖を生み出すのです。

これが、後の自信につながるのです。

それを、起こすうえで【家族への絶対的信頼感の有無】は

大きな鍵となるのです。

 

今日はここまでにします。

ここまでお付き合い頂きまして、

有難うございます。

明日は、【ひきこもりの改善:パラレルプロセス】に

ついてお話します。

 

なお今日のお話は、後ろに挙げた動画が補足の説明になっています。

参考にご覧頂けると幸いです。

 

また、本ブログで説明している

心の課題を抱えた人(当事者・御家族)が

立ち上がっていく為の必要な考え方や行動を学ぶ

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また明日、お会いしましょう

 

 

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ひきこもりの改善:あるひきこもり当事者の変化

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うつ・ひきこもりの専門家、

臨床心理士の北田義夫です。

 

今日は

【ある引きこもり当事者の変化】

についてお話しします。

 

中身は、

【メールで語られた内容】

 

【腹をくくって相談を受け出して5回】

 

の2つですが、他にどんな方が変化を示されたのかについて

【長いトンネルから脱出へ向かった人々】と題して

最後にお話します。

 

【ある引きこもり当事者の変化】

 

長らく私のことなんか誰も

気にかけてくれないと訴えていた方です。

 

その方が北田とのカウンセリングによって

心身が緩み、自分自身への「見える化」が進みだすと、

その物事の捉え方自体に偏りがあると

考え始めるようになりました。

 

 

つまり視覚障害が解除されていき

思考障害の改善にまで変化が及んだのです。

 

そして、意を決してハローワークに通うようになったのです。

(口でいうのは簡単ですが、死ぬ思いで挑戦しました)

 

以下はその時に送ってきたメールです。

 

 

【メールで語られた内容】

 

「職業訓練校に行き始め、3週間経ち

新しい生活リズムに慣れてきました。

先生とお会いして、自分の物事の捉え方や癖が分かると

客観的に物事を捉えれるようになってきました。

 

特に、イライラしたり、変に気にしたり、

卑下したりしなくなっている気がします。

 

いきなり働くとなると難しかったかもしれませんが、

訓練校はある意味で良い社会復帰のための

リハビリになっています。

 

 

【腹をくくって相談を受け出して5回】

 

その結果、「環境や人に緊張がなくなって
今週あたりから自然体で過ごせた感じがある」と

メールで報告しています。

 

最後に彼女はこう締めくくりました。

「1日寝たきりの時と比べると

少し体力がついてきたのか、歩くペースがアップした。

疲れにくくなった」と。

 

適切なアプローチをすれば変化は起こすものではないんです。

「もたらされる」んですね。

先生の受け売りですけど・・・(笑)

 

この方は、両親には一度もお会いしていません。

当事者のみに対してカウンセリングを行いました。

 

 

【長いトンネルから脱出へ向かった人々】

 

☆学校トラウマを乗り越えて、臨床心理士を目指した高校生

☆小中高と不登校を経験、県立の農業大学に進学し農家として独立

☆40過ぎてから就業を達成した男性

☆不登校体験を経て魚屋になった教え子

☆母親カウンセリングと2回の対面だけで

カウンセラーを目指し始めた夜間高校生

など

 

色々な人生の在り方を認めてくれる大人がいると

何歳になっても人はチャレンジしていきます。

 

今日はここまでにします。

ここまでお付き合い頂きまして、

有難うございます。

明日は、【視覚の変化が意味付を変える!】に

ついてお話します。

 

なお今日のお話は、後ろに挙げた動画が補足の説明になっています。

参考にご覧頂けると幸いです。

 

また、本ブログで説明している

心の課題を抱えた人(当事者・御家族)が

立ち上がっていく為の必要な考え方や行動を学ぶ

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良かったらどうぞ参考になさって下さい。

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